1967年に就職のため上京。縁あって15年間葛飾道院で修業し5段を取得したが、都合により帰郷を決意した。
暫くしてから恩師小濱浩司道院長から「少林寺拳法に恩返ししてみないか」と連絡あり、また友人達からも「少林寺拳法を教えてくれないか」と依頼があった。
1987年に富山新川支部を設立し、友人親子5組と息子を加え13人で活動を始めた。
拳士としての心得である
・はきものをきちんとそろえること
・挨拶は拝み合いの心で行うこと
・掃除は進んで行うこと
・身なりを整えること
は、もちろんだが
・道場に入る時は、大きな声で礼を行うこと
・他人の良い所を見つけ真似ること
逆に悪い所を見たら自分も同じような事をしていないか確認すること
・返事は直ぐに「はい」ということ
・道場では出来るだけ失敗をし、道場外では失敗しないようにすること
を指導している。
縁を大切し、家族的な中にも節度のある道院
富山新川道院は、少年部・一般全員で、準備運動、基本、移動稽古を行います。少年部を対象として行われので、平易な言葉で説明されます。従って、初心者でも分かり易いです。一般は、各自の能力・体力に応じて加減して行なうよう指導しています。
その後、少年部と一般に分かれて修得科目を稽古します。
少年部は、修得科目以外に時々ゲームをします。子供たちは、どのゲームをするか、メンバーをどう分けるかなどを話し合い、リーダーが決めてゲームを始めます。
担当指導者は、途中でアドバイスをしたり、ゲームを中止したりしますが、基本的に終了時間まで子供たちに任せています。
一言で言えば、道院長の人柄がそのままに表れている道院だと思います。
拳士、特に少年少女に対しては、優しさの中に厳しさがあり、厳しさの中に優しがある指導をされます。気にかかる拳士を見れば、自分の事のように考え、成長した姿を見て変わったこと感謝し、自分の息子の事のように喜ぶ道院長の道院です。
これからも身体に留意され、ひとりでも多くの拳士を育てていただきたいと思います。